2019年3月19日火曜日

堤丘 子連れ防災教室

3月18日(月)に「子連れ防災教室」が行われました。
博多あんあんリーダーの会の
防災士、上野さんに講師として来ていただき、
これまでの震災で起こったこと、
これからこの地域で起こりうる災害についてや、
「警固断層帯」についてなど
とても興味深い話がたくさん聞けました。


今回「ポリ袋クッキング」を体験しました。
ポリ袋(半透明、高密度ポリ袋、-30℃耐久性、
厚さ0.01mmなど)を使用して、
  • ポリ袋で炊くご飯
  • ポリ袋で作るケーキ
を作ってみましたよ。
 
 
 
【ポリ袋で炊くご飯】
ポリ袋にお米と分量の水(米50g、水60cc)を加えて、
空気を抜いて袋の口を結びます。
鍋にお湯を沸かし、袋ごと入れて約20分、
火を止めたらそのまま10分蒸らして完成です。

水を増やせばおかゆに、
具を入れれば炊き込みご飯風にもなるそうです。



【ポリ袋で作るケーキ】
ホットケーキミックス(1/2カップ)、水(大さじ3)を
袋に入れて、ひとまとまりになるように混ぜ、
空気をついて袋の口を結びます。
鍋にお湯を沸かし、袋ごと入れて約20分です。
 子どもたちもケーキをもみもみ混ぜるお手伝いをしたり、
待っている間お友達と遊んだりしていました。
どちらのレシピもとても簡単なので、
一度家で作ってみるのも良さそうです。
体験しているのとしていないのとでは
実際に災害に合った時に差が出そうですね。

湯銭している間、実際に防災グッズを見せていただきました。
除菌ジェルは個包装のものがあるのを知りました。

他にも介護用品で探すと便利なものが多いようです。
携帯トイレや、水が要らないシャンプー、
歯磨きシートなどたくさんありました。
 
 
100円ショップでも揃えることが出来るものも多いとの事。
緊急時に使うものなので、あまりお金をかけ過ぎないのも
いいですね。
 
 
災害時、最初に復旧するのは電気が多いそう。
食べ物や水を最低1日分、
3日分くらいあれば支援物資が届く事が多いようです。

 
 
何日分も詰め込んでおかないといけない気がしていたので、
そういうお話を聞けて少しほっとしました。
 
 
緊急持ち出し袋も「詰め込み過ぎて持てない・・・」
なんてことがないように注意したいものです。
 
わたしたちお母さんは子どもも連れているので、
道が瓦礫などでいっぱいの中、重い荷物を持って、
子どもを抱っこして・・・という状況にもなりかねません。
「必要最小限をしっかり準備しておく」ことが大事ですね。
 
 
精神的にダメージを受けている中で
ゲームや、オモチャ、本など、娯楽のものを入れておくのも手です。
日常とは違うなかで、娯楽のものがあるのとないのとでは
大きく違うと思います。
 
 
食材(缶詰、乾物など日持ちするもの)や、水、日用品・・・。
いつも使っているものを、無くなる前に買っておく。
これも十分備蓄になるそうなので、心がけたいです。
 
 
ビンゴゲームもしました。
自分が緊急時に持ち出すものを8個書いて、
ビンゴになったら防災グッズがいただけるというゲームです。
 「こんなのもあるんだね」など会話しながら選びます。
ほぼ100円ショップのもので驚きました。
さて、いよいよ作ったものを食べる時間です。
「ふりかけも持ち出し袋に入れた方がいいね」や、
ケーキは「しっとりして美味しい」という声もありました。
災害時、避難場所で食べる雰囲気も少しは味わえたかな?



福岡市が発行している小冊子がとても参考になったので、
是非一度目を通しておかれるといいかと思います。




いつどこで何が起こるか分からない昨今。
心構えをする上でこういうお話が聞ける機会は
とても助かります。
自分が思っているより実は簡単な事で備蓄につながる事を
知ることができ、普段から少しでも
「災害時」へ目を向けることができるようになった気がします。


堤丘自治協事務局 D