3月28日(火)、堤丘公民館主催で講師に福岡大学人文学部歴史学科考古学研究室の桃崎教授、西田院生を迎え、地域の歴史探訪講座「油山山麓 堤丘周辺の遺跡と歴史」が開催されました。
私たちが住む、堤丘校区周辺は古くから人々が定住した地域で、
(1)旧石器時代の18000年以降のナイフ形石器や台形石器が神松寺で出土、
(2)縄文時代の土器類が柏原で出土、
(3)弥生時代前期には樋井川A遺跡(樋井川3丁目)、
中期には宝台遺跡(樋井川4丁目)、丸尾台遺跡、笹栗遺跡(樋井川5丁目)、
(4)古墳時代中期の油山山麓の古墳群、渡来系の古墳、住居(梅林)
(5)奈良時代の柏原遺跡群、太平寺古墳群、
を見ることができます。校区では、
(6)中世、鎌倉時代に鎮座の堤八幡宮、
室町時代の慈福庵跡、大日堂(堤1丁目)
などがあります。
桃崎教授より地域の歴史についてわかり易く丁寧に説明、西田院生より石造物調査入門について話があり、参加者に郷土の歴史を学ぶ意識を高めました。講座のあと、堤八幡宮、大日堂、八幡宮跡地を訪ねました。
弥生時代の福岡 |
歴史探訪講座 |
柏原遺跡出土縄文土器 笹栗遺跡の鉄滓 |
丸尾台遺跡出土大刀漢鏡 宝台遺跡甕棺
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